PHP オプション/情報 関数
PHP Manual

ini_get

(PHP 4, PHP 5)

ini_get設定オプションの値を得る

説明

string ini_get ( string $varname )

成功時に、設定オプションの値を返します。

パラメータ

varname

設定オプションの名前。

返り値

成功した場合に設定オプションの値、 null 値の場合は空の文字列を返します。 その設定オプションが存在しない場合は FALSE を返します。

例1 ini_get() の例

<?php
/*
php.ini で以下のように設定されているものとします

display_errors = On
register_globals = Off
post_max_size = 8M
*/

echo 'display_errors = ' ini_get('display_errors') . "\n";
echo 
'register_globals = ' ini_get('register_globals') . "\n";
echo 
'post_max_size = ' ini_get('post_max_size') . "\n";
echo 
'post_max_size+1 = ' . (ini_get('post_max_size')+1) . "\n";
echo 
'post_max_size in bytes = ' return_bytes(ini_get('post_max_size'));

function 
return_bytes($val) {
    
$val trim($val);
    
$last strtolower($val[strlen($val)-1]);
    switch(
$last) {
        
// 'G' は PHP 5.1.0 以降で使用可能です
        
case 'g':
            
$val *= 1024;
        case 
'm':
            
$val *= 1024;
        case 
'k':
            
$val *= 1024;
    }

    return 
$val;
}

?>

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。


display_errors = 1
register_globals = 0
post_max_size = 8M
post_max_size+1 = 9
post_max_size in bytes = 8388608

注意

注意: boolean 値を探す場合

off という boolean の ini 値は空文字列または "0" として返されます。 一方で on の ini 値は "1" として返されます。 また、この関数はリテラル文字列で設定された INI 値を返すこともできます。

注意: メモリサイズの値を探す場合

upload_max_filesize のようなメモリサイズの値の場合、 php.ini上で省略形で格納されています。 ini_get()php.iniに格納されている値を そのままの形式で返します。整数表現に変換したりはしません。 これらの値に通常の算術的な関数を施すと予期しない結果を 得てしまいます。上の例では、省略形の表記から本来のバイト数に変換する PHP ソースのひとつの例を示しています。

参考


PHP オプション/情報 関数
PHP Manual